The Madagascar championship   熱い想い in マダガスカル選手権大会

The Madagascar championship was held in Antananarivo on 1st and 2nd April.

203 competitors from the whole country participated in this competion.




4月1日、2日に、マダガスカル選手権が開催されました。

今回の大会も規模が大きく、シニアの部も含めて203人の選手が参加しました。

私は足を骨折してギブスを履いた状態だったので、ひたすら座って試合を観戦していました。

The arrangements of this hall looked perfect.

I saw new tatamis which a president of Judo Madagascar federation bought.



前回、年末に行われた大会でもマダガスカル人の会場設営のレベルの高さに驚きましたが、今回も会場が広くなったにも関わらず完璧でした。

そして、連盟会長自らが購入した赤と黄の新しい畳が輝いていました。

The president of the judo federation made a stop in the middle of the matches to gather all club coaches.

Then he told them that there were some spectastors had bad manner, we have to tell them what thing judoka respect, why do we do judo and how to cheer for the competitors.

I am very glad to hear that the president wishs all judoka become one big judo family in this country.  



大会2日目の途中、突如、柔道連盟会長が各クラブの指導者を集めミーティングを行いました。

内容は、「悪い言葉を発している応援者がいる。我々柔道家は試合で熱くなることは当然だが、相手をリスペクトすることを忘れてはいけない。柔道家のあるべき精神の基、勝ち負けが決まれば試合両者に拍手を送ろうではないか。審判員もフェアな判定を目指している。指導者の立場である者は、生徒そして彼らの両親などにも応援するマナーのあり方を伝え、1つの柔道ファミリーを目指そうではないか。」

そして決勝戦が始まる前のセレモニーの中でも、会場にいる選手そして観客の前でも、マナーを大事にしようと熱く語られました。

その後、各クラブチームごちゃ混ぜで肩を組んで応援歌的な歌を合唱する場面も!

私は、連盟会長の熱い想いを聞いて胸が熱くなり感動しました。

ちなみに今回は、審判の誤審による中断や混乱は一切無かったです。
大会前日に、審判員のミーティングが4時間以上行った効果があった気がします。

Six judoka got blak belt today.


毎回恒例の初段の授与式です。
今回は6名でした。

This is the group match.
The hall livened up more than I expected.

今回は団体戦がありました。
残念ながら出場チームは2つだったので、いきなり決勝戦でした。笑

団体戦は日本ではかなり盛り上がりますが、こちらでも予想以上に盛り上がってました。




【今回の大会を観戦して思ったこと:まじめ編】
試合を見ながら今後の自分の指導について考えさせられる場面があった。
それは、試合者が自分の教えた技を修得し使っている場面である。

試合の勝ち負けには直接関係なくとも果敢に技をトライする姿や、技に効果があって決勝戦で1本を取った者もいた。
自分が教授した技を使って勝利する姿を見て純粋に嬉しいという感情と同時に、何か胸の中で引っかかる変な感情も出てきた。
 
なぜだか考えてみた。

それはきっと、敗者には教えていない技で勝者が勝ったからだと思う。確かに教授した技を練習して修得した柔道家を称えるべきだが、もし敗者にも全く同じ技を同じ密度で教授していたら、結果は違ったのかなと考えてしまった。

私は首都が任地なので、地方の柔道家とは一期一会になるかもしれない。現実的には難しいかもしれないが、私が接する機会がある柔道家全員に出し惜しみすることなく公平に指導しなければならないと強く思った。それが不可能だとしても、私の指導目標は競技レベルの向上なので、修得できた柔道家が次の後輩へ伝承していって欲しいとも強く感じた。

自分が何気なく教えたことでも、人の意識やモチベーションの向上、新たな気づきのきっかけになっていることに責任を感じる大会となった。

My life at Tana in Madagascar

Judo volunteer of JICA at Antananarivo in Madagascar from Oct 2015 2015年10月からJICAボランティア員としての柔道活動とアンタナナリボ生活の記録

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