Saint Valentine's Day!! 言っちゃったー!

We started the second term training for the African championship from 9th of February.

About 30 judoka took part in this training camp this time.



アフリカ選手権に向けた強化合宿2回目が、先週9日から始まりました。
今回は男女全階級2人づつ以上が集まり、更に活気付いています。

Today is the Saint Valentine's Day.

Today is the special day for Japanese and chocolate, but it isn't special for Malagasy.

I hear that some Malagasies can exchange a gift, not a chocolate.


I gave some words as a gift to all judoka today.

"Why are you here now?"

"I can understand that you are very tired and fighting pain on your body when you are doing some muscle trainings, Uchikomi or Ran-dori.

"Did you really do your best when you felt hard and painful?"

"I know regret and sorrow when you lost a match, and surely you will ask yourself about the quality of practice you have done."

"I believe that some regrets and sorrows could make you more stronger."

"When you are in hard practice time, you should try to imagine yourselves losing a match and regretting yourselves."

"Another more push-up, pull-up, or Uchikomi and so on strengthen the body and spirit."

" A small effort day by day makes you strong and brings victory."




今日はバレンタインデー!!

でも、ここマダガスカルでは日本のように特別な習慣はないです。

なので男子がドキドキすることもなく、就寝前に念入りに歯を磨く必要もない普通の日です。

マダ人の中にも親しい人と贈り物を交換する人はいるそうです。

そんなマダ人に私からのプレゼント!?のお話です。



あと2か月後に迫っているアフリカ選手権に向けての練習ということもあって、多い日には先生が5人来て指導しています。

それぞれの先生の熱い思いがハードな練習として代表選手を苦しめます。


国民性や人種に関係なく人間が肉体的にしんどい時、その人のメンタルの強弱がもろに分かります。

最大の敵は自分の心の中にいることを理解して、苦痛に打ち勝とうと頑張る選手もいますが、全員ではありません。



例えば、腕立て伏せをしていて、しんどいと次の1回が出来ません。

しんどいと先生の目を盗んでサボる選手もいます。

そんな状況でも外部からの刺激が入ると出来ることが多いです。火事場の馬鹿力でしょうか。

つまり自分で追い込みのコントロールが出来ていないだけで、心と神経と体の連動を最大限に生かしていません。

完全に気持ちで負けているパターンです。



私はこんな練習の状況を見て、午前の練習後に思わず言っちゃいました!

なんで、みんな、ここに、いるの?

何をしに首都に集まっているの?


・・・


練習で体が痛かったり苦しいのは知ってるよ。

でも、腕立てとか綱登りで、しんどい時、本当にもう1回も出来ないの?

みんなが試合で負けて泣いたり、悔やむ姿は見たくない!

そして何よりも『もっと練習しておけばよかった。』って後悔だけはしてほしくない。

そう思わないために、今集まってここに居るんだよね。

しんどい練習をみんなで切磋琢磨できるのは、今しかないんだよ。

練習していて辛い時は、試合で負けた時の悔しさと悲しみを想像してごらん。

きっと、もう1回の腕立ては出来ると思うよ。

そのもう1回の積み重ねと、1日1日の努力が心を強くして自信となって勝利に近づくと思うよ。

柔道は相手との勝負だから、自分の心に勝ったとしても勝負に負けるときもある。

そんな時は、素直に相手を褒めるべきだろうね。自分も頑張って練習してきたんだし、次に向けてもっと努力すればいいじゃん。

でも、次に一番良い思いをしたいなら、とことん追い込めるのは今しかないね!



私は思いを伝えたくて知っているマダ語の単語を駆使しました。


熱く語った後に先生方々の方を見たら、よくぞ言ってくれた的な表情でした。

そして私の後に続くかのように、他の先生方も似たようなことを伝えていました。笑



おそらく、マダ人同士や師弟関係にある先生と選手の間では、当たりまえ過ぎることが言えない状況もあるのかも知れません。



早速、嬉しいことに午後の練習で、コーチ陣が「朝練で先生が言っていただろう!」と選手に激を飛ばしていました。



バレンタインデーに私からの目に見えないギフトが、選手1人1人の強い心に変わってくれることを願います。

試合には見える形の勝利がありますが、私にとっての本当の勝利は、みんなの気持ちの在り方です。畳の上で行っている激しいことに理由があるという揺るがない信念と、なにくそ精神は柔道以外の実生活にも大いに力を発揮すると思います。

今、理解してくれることが理想ですが、彼らが将来指導者になった時に経験を語れるように、今経験してほしいです。

My life at Tana in Madagascar

Judo volunteer of JICA at Antananarivo in Madagascar from Oct 2015 2015年10月からJICAボランティア員としての柔道活動とアンタナナリボ生活の記録

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